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眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

マニアック2000

映画【ホラー】

マニアック2000 [DVD]

『マニアック2000』というタイトルだと、「オレの方が××に詳しいぜ!!」「イヤ、オイラのほうが上だもんね!!」などという映画を想像してしまう。

例えば、ブルース・リーのマニアたちが自分の知識をひけらかしあう『アイアム・ブルース・リー』。


映画『アイ アム ブルース・リー』予告編 - YouTube

 

あるいは、ジョージ・ルーカスに対してスターウォーズ・オタクたちがグチグチ文句をたれる『ピープルVSジョージ・ルーカス』。


映画『ピープルvsジョージ・ルーカス』予告編 - YouTube

 

ちなみに、この『マニアック2000』はそういう映画ではまったくない。

『マニアック2000』はお祭り映画。田舎ののどかなお祭りが舞台の映画です。

何も間違ったことは言っていないぞ。

 

この映画に登場する町の住民は全員幽霊なのだが、正直そうは見えない。

こんな能天気な幽霊いてたまるか!!(笑)。

しかも、幽霊のくせして(失礼)、ずいぶん仕込みが細かい。

そんな陽気きわまりないアメリカン幽霊がなんと2000人も登場。

何だ、この映画(笑)

 

監督は”ゴアのゴッド・ファーザー”の異名を持つ、ハーシェル・ゴードン・ルイス

もともとはエロ映画やヌーディスト映画を撮っていたが、ブームが下火になったのでホラーに鞍替え。「エロでダメなら、グロでどうだ」という非常に男気溢れる人物です。

なお、この『マニアック2000』はフルカラーによる流血シーンが登場した映画の1本として有名。

でも、それ以外の見どころはゼロ。

映画としての作りも雑だし、カットバックの適当さ加減も相まって、「ダメだこの映画」と早々に頭が痛くなる。

時々カメラのピントが合ってないときがあるし、映画全編の演出が”ド”が付くほどヘボいうえに、出てる俳優全員に華がないときたもんだ。

見る価値ゼロじゃねえか、この映画(笑)

 

指や腕の切断、牛裂き、くぎを打った樽の中に人間を入れて坂から転がす、人肉バーベキューなどやりたい放題。

そのたびに、陽気な幽霊どもが大フィーバー。あくまで陽気な幽霊たちと行動との落差がすさまじいため、下手にリアルなホラー映画よりぞっとする。

何というか、怖いというより悪趣味だ。

たしか、ジョン・ウォーターズだったと思うが、「悪趣味にも、良い悪趣味と悪い悪趣味がある」という言葉を思い出す。

この映画がどちらなのかは言うまでもない。

 

やってることはイーライ・ロスの『ホステル』と変わらないのだが、映画の出来がイマイチなのと相まって、88分しかないのに苦痛で退屈。

正直、オイラの見たいホラー映画とはだいぶ違う作品だった。

別にもういいや、コレ。