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眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

女ガンマン 皆殺しのメロディ

女ガンマン 皆殺しのメロディ [DVD]

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でーぶいでーのジャケットを見れば分かるように、ムチムチ&エロエロな主演女優ラクエル・ウェルチの魅力が全開のマカロニウエスタン*1

 強盗のクレメンズ3兄弟によって家を焼かれ、夫を殺され、犯された主人公ハニー・コールダーが3兄弟への復讐へ挑むというストーリーです。

 

大事な事なのでもう一回書きますが、とにかく主人公ハニー・コールダーを演じるラクエル・ウェルチのムチムチ&エロエロ具合がハンパなくて、そのうえ前半は全裸にポンチョという出で立ちでチラチラ太ももやお尻が見えるので、お話に全く集中できません!!(/(エ)\)キャー

 そのあたりは作っている人たちも百も承知らしくて、貞淑な人妻のはずなのに不必要に胸元の空いたドレスに始まり、特に必要のない入浴シーン、そして彼女のお尻のアップと、どうすればお客さんが喜ぶか、大変よく分かっていて素晴らしいです。

 

ただ、この当時の彼女はお色気以外何もない女優さん。*2

よく言えば初々しい演技もところどころ結構危なっかしい。

そんな彼女を脇役たちが支えるわけですが……。

このメンツがまた凄まじくて、名優ロバート・カルプを筆頭に、銃職人はあのクリストファー・リーだし、クレメンズ3兄弟に至っては、アーネスト・ボーグナインジャック・イーラム、ストローザー・マーティン。

低予算のマカロニ映画にこれだけのキャストをよく集めたもんだ、とびっくりするやらあきれるやら。

 

で。

 

この映画に心の底から入れ込んだある大監督がいます。

それが天下のクエンティン・タランティーノ

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この『女ガンマン皆殺しのメロディ』の復讐劇の構図は、まんま『キル・ビル』だし、劇中の特訓シーンの一部は『ジャンゴ 繋がれざる者』に登場しました。*3

まあ、タラ監督はゴミ映画も含めて膨大な映画を観てきたオタクなので、別に不思議でないと言えば不思議でないのですが、それにしても間口の広い人なのだなあ、と感心してしまいます。

 

 

さて、肝心の内容ですが、セルジオ・レオーネセルジオ・コルブッチのような男臭いマカロニウエスタン、というよりは、ジュリアーノ・ジェンマ主演の『南から来た用心棒』みたいなライトな感じ。

マカロニウエスタンの代名詞でもある(?)ムダに高い暴力性や、人の命の安い感じというのはあまりなくて、そういう意味では純粋なマカロニファンほどがっかりするのかも。

でも、決闘あり銃撃戦あり、男女の恋愛があり、とバラエティに富んだ映画ですね、と分かったようなことを書いてみます。

実際見てると、結構バランスがガタガタというか、物語全体の方向性があっちにフラフラこっちにフラフラしてて「大丈夫なの?この映画?」と心配になることもしばしば。

おまけに銃の師匠であるロバート・カルプが意外に弱い(笑)

ラクエル・ウェルチにエラそうな態度を取る割には、あっさり死ぬ(笑)

初登場シーンでラクエル・ウェルチにライフルで殴られて気絶するなど、「大丈夫なの?この人?」という具合。

 

このあたりのテキトーさ加減も、マカロニっぽくていいなあ、と思いました。

たった82分しかないし、気楽に観れる映画です♪

 

【追記】

ラクエル・ウェルチは70歳を過ぎた今でもこの美貌。

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ま、全身整形なんですけどね。

*1:ハリウッド製の本家西部劇の大ヒットを受けて大量に作られたイタリア製西部劇の総称。代表的な作品に『夕日のガンマン』『続・荒野の用心棒』『荒野の1ドル銀貨』などがある。

*2:直球な表現だと、この当時からお色気以外何もない女優だった。

*3:ジャンゴプレミア上映会後のトークショーで「特訓シーンが短くねえか?」と高橋ヨシキ氏にツッコまれたタラ監督は「まあ、全体の尺のバランスってあるからね」と言い訳した。