読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

東映ヒーロー仮面俳優列伝/鶯谷五郎

東映ヒーロー仮面俳優列伝

東映ヒーロー仮面俳優列伝

 

スーパー戦隊シリーズや平成仮面ライダーシリーズなど、人気特撮シリーズを陰で支えている”中の人”へのインタビュー集です。

 

平成の戦隊シリーズやライダーシリーズから、たくさんのスター俳優が巣立っていったのは、今さら言うまでもないこと。

戦隊シリーズからは塩谷瞬、松坂桃季、マッサン玉山鉄二さんたちが。

ライダーシリーズからは、佐藤健、オダギリ・ジョー、水嶋ヒロ、瀬戸康次さんたちがデビューしています。

でも、あくまでも彼らが演じるのはヒーローになる前の生身の部分。変身後のアクションシーンを担当するのはいわゆる中の人ことスーツアクターの方々。

テロップとかにはでてくるけど、イマイチよくわからない彼らの仕事について、当人たちが様々に語ってくれます。

 

基本的に特撮ヒーロー番組は子供向けのため、予算も少なく、出せる役者は限られてきます。だから逆に、デビュー間もない新人が起用されることが大半。

そんな新人たちを陰で支え、ひとりのキャラクターを二人三脚で作る一端をになっているのが、このスーツアクターというお仕事の方々です。

もちろん、スーツアクターといってもピンキリで、遊園地のヒーローショーから番組の主役まで様々。もちろん、ここで登場する方々の考えかたも様々。

スーツアクターというプレイヤー一本でいこうとする人あり、それを土台に殺陣師になろうというひとあり、はたまた俳優としてカムバックしようという人ありと……。

 

個人的にですけど、この中では、今現在人気でトップを走る高岩成二さん、その高岩さんの先輩格である岡元次郎さん。コーディネート業に移行しつつあるおぐらとしひろさん、そしてなにより、かつてのトップスターで、いま挙げた人たちの憧れ大葉健二さんのインタビューを並列で読めるというのは、スゴイお得感。ウハウハです。

 

この熱い情熱の具合は「どっかで読んだなあ」と思ったら、春日太一さんの「あかんやつら」。ちょうどそんな感じ。

あかんやつら 東映京都撮影所血風録

あかんやつら 東映京都撮影所血風録

 

 

たしかに、スーツアクターと聞くと、なんとなくイロモノに見られがちなお仕事だけど、中身は立派なお仕事本。

下手な『○○(←職業名が入ります)になるには』みたいなのを読むより、よっぽど深いし、タメになる気がします。

オススメです。