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積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

 

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]

 

原作・高橋留美子、監督・押井守による『うる星やつら』の劇場版2作目。

あらすじは、

廃墟と化した友引町と荒廃した友引高校。ラム達は、池と化した運動場で、ウォーターバイクに乗り水遊びに興じ、面堂終太郎はレオパルト1戦車で、友引町を探索をしている。そして諸星あたるは池辺で呆けていた。友引高校に何が起きてしまったのか。

日本のアニメ史に残る傑作なのですが、この度初めて観ました。<(_ _)>

うる星やつら』はTVもマンガも見てなくて、こんな有様で観てもいいのかしら?と思ったり思わなかったり。

だいたい、高橋留美子作品といえば観てるのは『らんま1/2』をTVでチラチラ観てたくらい。『犬夜叉』もかな?でも、ホントにそのくらいしか観てないので、ファンとは言えないですね。

 

で。

 

かねがね傑作という噂は聞いてたので、「たぶんスゴイ映画に違いない」とは思ってましたけど、まさか、こんな映画だったとは……。

まさに、ザ・押井守ワールド。

84年公開なのに、押井演出は健在。

この当時からやってたのね、という奇妙な感慨が。

特に、永遠に終わらない学園祭前日、というループ構造って、ホント、押井監督大好きね。ループが(^_^;)

ループ構造が出てくる作品をざっと思い出してみても……。

押井作品ではないけど、某100万回生きたトム・クルーズな映画もループだし、最近そういうのが流行なのかも。そんな今の視点で見ると、確かにキャラクターのタッチとかが少し古臭い感じがするけど、物語はぜんぜん古くなってない!!

この当時、リアルタイムで見た人はびっくりしたんだろうなあ、と思います。

ドタバタの部分が『うる星やつら』だけど、お話の中心部分は『イノセンス』とまったく一緒だし!

こういうループ構造の作品を観るたびに思うのは、「よく思いつくなあ」という感心。

何度も何度も同じことを繰り返す中で、その終わりなき日常からどうやって脱出するのか?というところまで考えなきゃならないし、一歩間違えると凡庸なだけの作品になっちゃうからこそ、余計にしっかり考えないといけないし。

それを現在まで作品のテーマとして使い続ける押井監督。

スゴイ、と同時に、ホントに好きなんでしょうね。

 

押井監督というと、どうしても難しくて重たい作品を作る監督、というイメージがあったけど、意外に初期はこういうドタバタラブコメみたいのをやってたんだ。

これは発見です。

でも、そこに哲学的なテーマだとか引用が散りばめられているのも、やっぱり押井監督。これって、もう作家性ですね。

 

原作は全く知らなかったので、キャラクター同士の関係性が分からなくて混乱してたけど、見ごたえのある作品でした。

なにより、押井監督の作品では珍しく、楽しいし(^_^)v