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眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

澁澤龍彦 夢の博物館/澁澤龍彦

 

澁澤龍彦 夢の博物館

澁澤龍彦 夢の博物館

 

いきなりですが、ありがたいことに『眼鏡堂書店』には(1/17現在)6人もの読者の方がいらっしゃいます。ありがとうございます<(_ _)>

で。

眼鏡堂も人間の子なので、一人でも多くの読者を獲得したいなあ、と思ったりするのですよ。だって、6人が7人になれば、『七人の侍』だったり『荒野の七人』になり、8人になれば、なんといっても『八つ墓村』なわけですよ。

よーし、今年の目標はたくさん読者を増やすこと♥

目指すは『オーシャンズ11』よ♥

 

……「こういう出だしで始めれば、きっと面白いに違いないわ(ゝω・)vキャピ☆彡」と思ってやってみた結果、予想以上にイタいスベり方をしました。

ゴメンナサイ、魔が差したんです。

きっと天狗の仕業なんです。

【結論】天狗が悪い。

 

 

 

 

ええと。

……冒頭の駄文は無かったことにしてください。

 

 

今回取り上げるのは、眼鏡堂が大好きな澁澤龍彦関連作から、『澁澤龍彦 夢の博物館』です。

内容の前に、ちょっとだけ奥付の話から。

この本が出版されたのは88年。ちなみに、澁澤龍彦が亡くなったのが87年なので、だいたい1年後に出版されたことになります。

内容としては、種村季弘さん、巌谷國士さん、出口裕弘さんといった面々が寄稿していることからわかるように澁澤龍彦への追悼本。ただ、その辺のムック本と違うのは、非常にこった体裁の本だというところ。

図版や写真も多いし、寄稿された文章のボリュームもなかなかのもの。

没後わずか1年でこれだけの内容のものを作るなんて、出版社の気合の高さがうかがわれます。実際、短期間で編集&出版まで持ってきたにもかかわらず、押さえるところはきちんと押さえた、敬意のこもったトリビュート本になっています。

 

数ある図版の中でも圧巻は澁澤邸の写真。

外観やリビング、書斎はこれまでも撮られてきましたが、一番の収穫は本棚。

自著の納められた本棚と、書斎の本棚。

彼がどんな本を読んで創作に結び付けてきたのかがわかるのが後者だとしたら、前者は完全にファンサービス。どの本を持っていて、どの本を持っていないのか、という事が分かります。完全にコレクター向けの挑戦状(T_T)

こんなん、いくらお金があっても足りない(T_T)

さらにそれを煽るかのような『澁澤龍彦主要著作初刊本書影』というページまである始末。

その中で持ってるのは『スクリーンの夢魔』『唐草物語』『エロティシズム』『ねむり姫』『高丘親王航海記』の5冊。ちょっと自慢。

 

とはいえ、この本で追悼文を寄せていた人たちの多くが亡くなってしまい、じゃあ、その人たちの功績に対してこの本みたいな経緯が払われたのか?と思うと悲しい気持ちになってくる。

今の時代そのものが嫌いで、息が詰まりそうだからこそ、こういう風に追悼される側が羨ましい。

 

本としては、あくまでも熱心なファン向けなので「買ってください!!」とは言いにくいなあ。でも、図書館とかにあったら見てほしい気も。

個人的に、ちょっとしたお宝本でした♪