眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

ここまでで読んだ本のまとめ(2018/10月~2019/1月まで)

眼鏡堂書店です。

日々、積ん読の山をチマチマ切り崩しているのですが、正直、当たりハズレもあるわけで、読んだけど記事にしないものもあるわけで。

そういうことで、読んだけど記事にしてない本の数々をざっくりご紹介しようと思います。

 

匣の中の失楽』/竹本健治

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)

 

話の構造は『虚無への供物』そのもの。ただし、作中作の小説というのが非常に強力なアクセントであり、物語の中心をなしている。ただ、推理の核心に至らない衒学的ななぞ解きを楽しめるかどうかが、面白さを分ける試金石になりそう。眼鏡堂は面白かったけど、繰り返されるそれに食傷気味 というのが正直なところ。

 

『マイナス・ゼロ』/広瀬正

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

 

 眼鏡堂の鬼門、それがSF。タイプスリップ&タイムリープ(歴史改変)もの。緻密かつ矛盾なくストーリーが組み上げられているのは理解できたけど、ボンクラ脳ではこのセンスオブワンダーを許容しきれず頭がオーバーヒート。最初はおもしろかったけど、物語が進むにつれ、理解が及ばず読むのが苦痛に。でも、すごく面白い本であろうことは間違いない。多分。

 

『小説となりのトトロ』/宮崎駿・久保つぎこ

小説 となりのトトロ (アニメージュ文庫)

小説 となりのトトロ (アニメージュ文庫)

 

正直、トトロ成分薄め。メイが行方不明になるくだりでトトロと猫バスが登場するけど、それ以外は少女の田舎暮らしのほんわか情景がほわーんと展開する。書き手の久保さんが童話の人なので物語の進行もそういう風味。とにかく、びっくりするくらいスラスラ読めるわりには、「うん、トトロだね」という以外皆無で、読後に何かが残るわけでもない。うん、とにかくトトロ。 

 

ウルトラマラソンマン』/ディーン・カナーゼス

ウルトラマラソン マン

ウルトラマラソン マン

 

フルマラソンの10倍の距離や常軌を逸した過酷な環境下でのマラソンを行う『ウルトラマラソン』。そのランナーである著者によるノンフィクション。とにかく、ウルトラマラソンというものの競技のありさまに驚天動地。アホみたいに走った翌日、普通に出勤って。非常に興味深い本ではあるのだけれど、本のタタキである「どうしてここまで走るのか?」の理由があんまり明確でない気が。ピザの出前は最強。

 

『脳病院へまゐります。』若合春侑

脳病院へまゐります。 (文春文庫)

脳病院へまゐります。 (文春文庫)

 

純文学的な官能小説というか官能小説的な純文学。書簡体で進むストーリー。エリートの若い男に(婚約者あり)、「結婚なんて形だけさ」という手垢にまみれた殺し文句で遊ばれた挙句捨てられる女性の物語。びっくりするくらいどっちにも同情できず「勝手にやってろ」と半笑い。あんまり谷崎っぽくもない。むしろ、宇野浩二の『苦の世界』を連想したりしなかったり。

 

『五十音式』/有村竜太郎

五十音式

五十音式

 

プラスティック・トゥリーのボーカル・有村竜太郎の連載を単行本化。

ファンは大喜びだろうけど、正直ツマンネ。

 

『お縫い子テルミー』

お縫い子テルミー (集英社文庫)

お縫い子テルミー (集英社文庫)

 

 もう勘弁。

 

イスタンブール、時はゆるやかに』/渋沢幸子

イスタンブール、時はゆるやかに (新潮文庫)

イスタンブール、時はゆるやかに (新潮文庫)

 

 澁澤龍彦の妹による旅行エッセイ。澁澤の妹の本、という以外全く価値がなく、かといって中身もそれほど面白くもなく、かといって澁澤の話が全く出てこないわけでもなく、はっきり言って澁澤ファンのコレクターアイテム。兄貴の『滞欧日記』に比べるとはるかに落ちる。文筆の才能って兄妹でもこんなに違うんだね。

 

『定本 悪魔くん』/水木しげる

定本・悪魔くん (QJマンガ選書 (01))

定本・悪魔くん (QJマンガ選書 (01))

 

アニメの悪魔くんの印象とは打って変わったダークヒーロー。本来は、こんなに毒のあるキャラクターだったんだね。

 

海月姫』/東村アキコ

海月姫 コミック 全17巻セット

海月姫 コミック 全17巻セット

 

 ジジさまカワイイよ、ジジさま。ハアハア

 

 

 

以上、ダイジェスト版でお送りしました。