人形作家・四谷シモンさんの2010年3月7日~2011年1月27日までの日記を、自身の作品や写真とともにまとめたものデス★
なんだろう?
写真集、とゆーより、写真がたくさん載ったエッセイ、かな?
で、なんでこの本かとゆーと、少し前に画家の金子國義さんが、最近だと出口裕弘さんが立て続けにお亡くなりになり(T_T)、追悼の気持ちになったから。
澁澤さんを中心にした”澁澤サークル”の人たちが、ひとり、またひとりと……(T_T)
それはさておいて。
人形作家=フィギュア作家、じゃないですよ、というのをまず最初に言っておきたいデス。
シモンさんが作るのは『球体関節人形』。しかも、ほとんどが等身大。
萌えの世界とは程遠い芸術作品。
だって、こういうのですよ?
夜中に勝手に動きそう……(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
そういう人形を作ってるのが、四谷シモンさん。
正直、本の内容は大したことのない日々雑記。
人形教室での生徒さんととのやりとりとか、友人たちとのヒトコマなどなど。
思ったほどスゴイことが書いてあるわけでもないし、澁澤さんについて書かれている内容も、何度も見聞きしてきたものだし……。
でも、シモンさん自身がデジカメで撮った写真の数々が、そのあたりをプラマイゼロにしてくれるような気も。
一番は、製作途中の人形の様子が見れる、というトコかな?
けっこうユルい本なので、ちょっとなあ……。
でも、シモンさんの本にしてはお手軽な価格なので入口としてはちょうどいいかも。
個人的に、萌えアニメのフィギュアから一歩進んで、こういう球体関節人形とかに少しでも興味を持つ人が増えてくれたらなぁ、という感じです。
【追記】
シモンさんの人形教室『エコール・ド・シモン』のについてはコチラから。