眼鏡堂書店

積み上げられた未読本の消化と、ホラー映画100本ノックを目指すブログ。不定期更新のゆるゆるです。

古本屋台/Q.B.B

古本屋台 (書籍扱いコミック)

古本屋台 (書籍扱いコミック)

 

孤独のグルメ』の作者・久住昌之と弟・久住卓也の 兄弟ユニット、Q.B.Bによるコミック。

 

あらすじは……

文字通り、屋台で古本を打っているこの店は、オヤジが一人で切り盛りしている。珍本奇本が揃う、魔には荷はたまらない店だ。本と酒を愛する一人のサラリーマンもまた、古本屋台にどっぷり浸かっていくーー。

<古本屋台のルール>

一 白波のお湯割り一杯百円。おひとり様一杯限り。

二 ヘベレケの客に酒は出さない。

三 騒がしい客には帰ってもらう。ウチは飲み屋じゃない、本屋だ。

……ルールはとにかく、オヤジ次第だ。(帯より抜粋)

 

面白い、とにかく面白いよ!このマンガ!!

別にすばらしいストーリーラインがあるわけでもないし、突出したキャラクターがいるわけでもないし、突飛なアイディアからできてる作品なわけでもない。

なのにとんでもなく面白い!!

なにより心をぐわしと掴んで離さねぇのは、”古本屋台”という現実には絶対に存在しないであろうものが、もしかしたら存在するかもしれない、というリアリティがギリギリ&絶妙。もしかしたらどっかに存在してるのかもしれない、と想像したときに割と鮮明にイメージできるというのが、余計にこの漫画の世界観に引き込まれていきます。

 

古本そのものではなく、古本を中心にしたやり取りが楽しいマンガ。

本、さらに言えば古本というものは不思議なもので、その価値がわからない人にとっては汚い古いただのゴミでしかありません。

でも、欲しい人にとってはまさにお宝。そのうえ、本好き&古本好きは老若男女を問うことなく、本(古本)という共通の話題によってあっという間に打ち解けることができます。

どうしても場所をとるせいか、最近は電子書籍がずいぶん幅を利かせていますが、眼鏡堂はそれじゃあ風情がないと思うのです。ある種のノスタルジーといえばそれまでなのですが、そういうノスタルジーも込みで本には、古本には何とも言えない魅力が秘められているに違いありません。

 

読んでいる間中頭の中をぐるぐるとめぐるのは、「いつかこんな屋台を引いてみたいなあ」とことなのでした。いつもより圧倒的に文章量が少ないけど、それはとにかく所見のインパクトを味わってほしいから。

とにかく騙されたと思って一度読んでもらいたいのです。以上、おわり。

 

【追記】

リヤカー屋台価格は標準価格¥1,058,400のところを、な、なんと販売価格:¥610,616!というお値打ちプライス(お値打ちなのか?)

相場がどんなもんか知らないので、安いとも高いとも言えないなあ。

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